死ぬほど愛した人妻に死ぬほど憎まれる男のこれまでとこれからの話

クソ旦那の長年に渡る各種DVで心を壊された人妻を愛するも、クソ旦那にバレて強制終了。愛する女性を無くした悲しみから抜け出せず、現在訴状待ちのお人好し系男(独身)の話。

彼女だけが居ない部屋

男は、女を理由に人生決めちゃいけないと思うんだよね。それは女にも失礼なんじゃないかな。 タケシは自分が大好きなドラマの名ゼリフを裏切り、転居を決断しました。 冬には更新になる、ヤクザの事務所でも入ってそうな、夏は暑くて冬は寒くて、水回りが最…

地雷原

地雷原(じらいげん)は、地雷が広範囲に埋設された地帯を言う。 K子との日々は、まるで地雷原を歩くように思える事が多々有りました。 とにかく何がきっかけで爆発するか分からず、訳を聞いても理解を越える事が多かったように思います。 K子はよく、自分を…

クソ旦那は当然クソ親

ある日の仕事中、K子は小学校に呼び出されて早退しました。 聞けば、長男が妹の同級生にエアガンをぶっ放したと… 夜も更け、K子から連絡が来ました。 長男は誰かに強制されたり、煽られたりした訳でもなく、彼自身の意志で引き金を引いたと。 そんな話を先生…

初デート

6月初旬、痛めた膝が限界を迎えたタケシは、人生初の外科手術の為、御茶ノ水にある大学病院に入院する事となりました。 半月板損傷及び靭帯損傷に対する内視鏡切除術みたいな感じで、手術前日に入院し検査でたらい回しからの絶食、右脚の毛を除毛してフラフ…

プレゼント

K子を幸せにしたい、K子と幸せになりたい。 今冷静になって考えてみると、タケシのそんな気持ちは、タケシ自身が思う幸せをK子に押し付けようといただけに過ぎなかったのですが、世の中の不幸を全部背負ってます的な雰囲気を随所に醸し出すK子を、笑顔にした…

半月板損傷も御構いなしに

この頃タケシは、不摂生と過労とストレスにより、右膝の靭帯と半月板を損傷し、右脚を引きずって過ごしていました。 激痛→松葉杖→ちょっと良くなる→激痛を3周し、人生初の手術を受ける1週間くらい前、仕事で外出したタケシとK子は、いち早く仕事を済ませて逢…

絶望的主従関係で無くした何か

ここまで書いた事を読み返しても、正直突っ込みどころ満載なのですが、タケシはK子に深く同情し、感情移入していました。 決して優秀という訳ではなかったけど、フルタイムで仕事をこなし、仕事が終われば家事と子供まわりの雑用の為に急ぎ帰る。 土日ともな…

旦那さん→クソ旦那になった訳②

2.モラハラDV離婚再婚義母絶縁問題 これから色々話さなきゃならない事があると言ったK子は有言実行。 ある日電話で話をしていた時こんな話を始めました。 若い頃から女性特有の体調問題が優れなかった彼女は、医者に子供は出来ないかも知れないと言われてい…

旦那さん→クソ旦那になった訳①

クソ旦那クソ旦那言っておりますが、最初はご主人とか旦那さんとか呼んでましたよ。 ものの数日ですけどね。 まずは軽めのジャブから。 1.年末のGPS問題 彼女が初めて飲み会に誘ってくれた前日、彼女がDさんにキスされた前日の事を教えてくれました。 彼女が…

告白

タケシは酒の力を借りて女性を抱いた事はなく、その用心深さは石橋を叩いて壊すほどと自他共に認めていた。 「帰りましょう、自分もタクシー乗りますから」 自転車で走り出す彼女を見送り、タケシもタクシーで帰路に着いた、彼女にとってはあの場の勢いだっ…

ファーストキス

あくまでも仕事仲間として関わっていた彼女について、タケシが知っていたパーソナルな情報は、タケシが入社した12月も終わりに差し掛かった頃、「やっぱ早めに飲みに行かないと打ち解けられないよね?何人か声掛けるから飲み行こ!」と誘われた12/29の飲み会…

はじめに、と自己紹介

このブログは10年以上に渡るご主人(以後クソ旦那)からのDV、モラハラにより9割がた心を壊され、人権すら失いかけている人妻(以後K子)に真剣に惚れ、そんな彼女を助けたい、正気を取り戻して欲しいと奮闘するも、やっとスタートラインに立った辺りでクソ旦那…